2018-12-18
40代の女性患者様は、皮膚の痒みがあり、皮膚科で、かゆみ止めであるエピナスチン(ケミファ)を、円形脱毛症発症5ヵ月前から投与され、円形脱毛症が発症してからも、さらに、投与され続け、初めは、1個の円形脱毛症が、どんどん増えていき、多発型の円形脱毛症へと悪化しました。たまらなくなって、皮膚科受診を中止して、名古屋Kクリニックに来院されました。カプサイシン、イソフラボンを含むサプリメント、タキシフォリン、そして大量のセファランチンを服用してもらい、IGF-Iを増やす治療を開始しました。すると、これらのサプリメントや薬を服用した、次の日には、もう、脱毛部分の内部の産毛が、立ってきたそうです。そして、この部分は、治療開始から、2週間で、ほぼ治ってしまいました(写真)。円形脱毛症を治療する皮膚科の薬で、円形脱毛症が悪化するなんて、おかしな話です。こんな医療があって良いのでしょうか?患者さんが、皮膚科での治療に対して、気をつけなければいけないのも、大変、変な話です。