2017-09-22
10代男子の患者様は、受験勉強のストレスで、頭皮が痒くなりました。そこで、頭皮の痒みをとるムヒHDを購入し、1日2回左側頭部に塗布しました。そうすると、抜け毛が増えていき、朝、目が覚めた時、枕に20本もの抜け毛があったそうです。その後も、塗り続け、軽く指で毛を引っ張っただけでも、多くの毛が抜けだして、名古屋Kクリニックに来院されました。かゆみ止めである抗ヒスタミン剤入りの、しかも頭皮に塗るムヒHDは、塗れば当然、IGF-Iを減らして、脱毛を起こします。円形脱毛症を発症しなかったことが、不幸中の幸いです。円形脱毛症を発症すれば、受験勉強にも、集中できないでしょう。早速、ムヒHDの塗布を中止して、IGF-Iを増やす治療を開始しました。ムヒを販売している、池田模範堂へ、副作用報告をすると、電話番のおばちゃんが、詳しい内容も聞かずに、”それは、ご迷惑をおかけしました。上に報告しておきます”です。他の製薬会社の副作用報告に対する対応とは、大違いでびっくりします。多分、被害者が続出するでしょう。名古屋Kクリニックで治療されている患者様方は、このようなことを、絶対にしないでください。