2024-04-12
当クリニックを受診する、主に円形脱毛症の患者さんの多くは脱毛する薬、言い換えれば、IGF-1を減らす薬を飲んで、発症や悪化が引き起こされています。これらの薬の中でも、モンテルカストは、小児に使用されて、現代医学では治らない、一生続く重症円形脱毛症が引き起こされています。IGF-1は、育毛効果や自己免疫を抑制する作用に加えて、多く健康効果をもっています。特に、神経系に対するIGF-1の作用は重要で、睡眠、うつ、さらに認知機能を改善する作用を持っています。したがって、モンテルカスト服用により、円形脱毛症などの自己免疫疾患に加えて、神経系の副作用も表れて当然です。予想通り、米国食品医薬局(FDA)は、モンテルカスト使用時の精神神経系への副作用について、大きな懸念を表明しています。うつや自殺念慮などが、モンテルカスト服用で、発現しやすくなるからです。このような状況で、FDAはモンテルカストよりも、副作用のない、言い換えれば、IGF-1を減らさないプランルカストの使用を勧めています。脱毛を引き起こす薬は、ただ抜け毛を増やすということだけではなく、生命の維持に必要なIGF-1を減らすので、生命(いのち)を削る薬と言えます。1日1回の処方で済むからと、プランルカストではなく、モンテルカストを処方されたために、一生苦労する病気を起こされたお子さんは多いと思われます。IGF-1を減らす薬は、当クリニック院長の著書”薬害脱毛”(現代書林刊)に述べられています。このような薬、患者さんが、服用を拒否しましょう。