2024-02-17
30代の男性患者さんは、花粉症のために、かゆみ止めの入った目薬や脱毛するザイザルやエピナスチンを服用して、薄毛が悪化し、当クリニックに来院されました(写真、治療開始時)。IGF-1を増やす治療を開始すると、傷んだ毛の生え変わりを経て、改善してきました(治療3年2か月後、赤い円内)。そして、その1ヵ月後に、薄毛が悪化していたので、生活環境の変化の有無をお尋ねすると、週に2回ほど、就寝時刻が遅くなるようになったとのことでした。睡眠不足では、交感神経緊張状態となり、IGF-1が減少して脱毛します。このことをお話すると、このように言われました。1時間でも睡眠時間が短くなると、脱毛症のある人では、薄毛が悪化します。円形脱毛症では、再発や悪化が起きます。睡眠は、思った以上に自律神経の安定には、重要です。