2023-12-27
今年に治療を受けた患者さんでは、30代男性、汎発性脱毛の方が、最も高い治療効果が確認されました。この患者さんは、ロキソニンや抗ヒスタミン剤で円形脱毛症を発症し、皮膚科に通院して、効果ないばかりか、脱毛する抗ヒスタミン剤であるルパフィンを投与されて、円形脱毛症から、全身の毛が抜ける汎発性脱毛になりました(写真、治療前)。当クリニックに来院され、IGF-1を増やす治療を受けられて、順調に改善し、治療2年8ヵ月で、ほぼ治癒状態となりました(写真)。全頭脱毛や汎発性脱毛では、治療途中でも、再発することが多いのですが、この患者さんは、再発なしで治癒状態となりました。通常、汎発性脱毛では、治癒まで3~5年かかるので、早い治癒状態への到達でした。しかし、この患者さんでも、皮膚科治療は無効であるばかりか、悪化させるというものであり、もうどうしようもなく、虚しいものでした。