2023-11-24
30代の女性患者さんは、女性型脱毛症で悩んでおられましたが、同時に抗核抗体陽性と低体温がありました。また、長く不妊で悩んでおられて、人工授精を何回か行っていましたが、妊娠に至りませんでした。初診時に、妊活中ということをお聞きしたので、IGF-1を増やす治療では、脱毛症以外にも、月経困難症や不妊が治ることをお伝えしていました。治療を進めるうちに、治療4ヵ月後には、頭頂部の薄毛も改善してきました(写真、赤い円内)。そして、治療5ヵ月後を過ぎたころに自然妊娠が判明したと、お喜びのご連絡を頂きました。これまでの深い悩みが、IGF-1を増やす治療で改善しましたが、IGF-1を増やすサプリメントは、妊娠の維持にも重要です。今は、つわりで、サプリメントが飲めないことがあるようですが、妊娠を維持するためにも、治療と考えて飲んでもらうようにお伝えしました。これまでにも、円形脱毛症の女性患者さん数名で、脱毛症と共に、不妊も治り、妊娠すると円形脱毛症は改善するので、円形脱毛症は、さらに改善してきたことが経験されています。しかし、出産すると脱毛するので、IGF-1を増やす治療は妊娠中も継続して頂くようにお伝えしています。