2023-11-17
20代の女性患者さんは、就活のストレスで円形脱毛症を発症し、皮膚科を受診して悪化しました。困り果てて、当クリニックに来院され、来院時は、全頭脱毛の状態でしたが(写真、治療前)IGF-1を増やす治療を開始して、順調に改善していました。円形脱毛症や自己免疫疾患の家族歴もなかったので、順調に改善したと考えられますが、ほぼ治癒した時点で安心して、サプリメントとセファランチンの飲み忘れが増えて、再発しました(写真、再発時)。そこから、気を取り直して、規定量を服用して、7ヵ月後には、再び治癒状態になりました(写真)。重症の円形脱毛症の患者さんの患者さんの場合、飲み忘れがなくても、改善中に再発することがありますが、再度、治療を強くすれば、また、改善してきます。現代の医学では不治の自己免疫疾患ですが、IGF-1を増やす治療で、それぞれ治癒までの時間は異なりますが、最終的には、多くの患者さんで、改善、治癒します。しかし、完治するまで、飲み忘れは避けましょう。