2020-10-31
関東地方在住の20代の女性患者様は、来院される20年前に円形脱毛症を初発しました。皮膚科で、すべての治療を受けましたが、効果なく、全身の毛が抜ける、汎発性脱毛にまで悪化しました。10年間放置していましたが、関東地方では、円形脱毛症を治せる医療機関を見つけられなかったので、当クリニックを見つけて、受診されました。カプサイシンとイソフラボンを含むサプリメントと大量のセファランチンで、IGF-1を増やす治療を開始すると、毛穴が黒く目立ってきて、眉毛に、うっすらと黒い産毛が生えてきました。そして、αGPC併用で、眉毛の産毛の増加が加速され、治療6ヵ月後には、左右共に、治療前よりも、明らかに眉毛が増えてきました(写真)。頭髪が先に生えて、眉毛が後になる場合もありますが、このように、眉毛から、先に生えてくることもあります。早く、頭髪も増えて、20年間の悩みから、解放されると良いですね。しかし、皮膚科治療では、脱毛薬を処方されることがあるので、そのような意味では、放置は正解でした。重症円形脱毛症の場合、皮膚科でも、治療なしで、放置してくれれば、良いのですが。