2020-06-23
40代の女患者様は、円形脱毛症の家族歴もありませんでしたが、原因がわからないまま、円形脱毛症を再発しました。その後、脱毛する内服薬であるエピナスチン、モンテルカスト、そして、最も怖いパタノール点眼液の使用で、みるみる悪化しました。賢くも、皮膚科は、受診せずに、当クリニックを受診されました。カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンで、IGF-1 を増やす治療を開始すると、治療2週間目で、うなじの脱毛部分の上部の生え際で、もう産毛が生えてきました。脱毛薬で、どんどん悪化するので、よほど不安だったのでしょう。”良かったー”と安心の一言を言われました。時に、インターネットの検索から、皮膚科治療が効果がないと判断されて、皮膚科をスキップされる患者さんもいます。正解です。