2020-06-06
大阪市在住の20代女性患者様は、幼少時より、円形脱毛症を発症し、生えたり、抜けたりを繰り返していました。生理痛で、脱毛するイブAやロキソニンを常用して、再発しました。大阪市内の円形脱毛症治療の専門クリニックを受診すると、また、皮膚科がやらかしました。脱毛の副作用が、添付文書に明記されているクラリチンを、なんと、円形脱毛症の治療に使っていました。患者様は、悪化して治らず、困り果てて、当クリニックを受診されました。カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンで、IGF-1 を増やす治療を開始すると、治療1ヵ月で、もう、おでこの上と側頭部に、産毛が生えてきました(写真)。大阪市内の、この円形脱毛症治療専門クリニックからは、多くの患者さんが、当クリニックに転院されます。円形脱毛症の”標準的治療”に、脱毛する、抗ヒスタミン剤の使用が勧められているのです(びっくり!)。”標準的治療”は、それを行う医師の思考停止を起こすようです。どの分野でも、同じでしょう。