2020-05-23
40代の男性患者様は、当クリニックに来院される1年4ヵ月前の2,3月に脱毛する花粉症治療薬を大量に処方され、4月に、職場の環境変化があり、5月に円形脱毛症を発症しました。やはり、初夏の発症です。皮膚科治療が無効で、県外から、当クリニックに来院されました。カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンを用いて、IGF-1 を増やす治療を開始すると、大量の抗ヒスタミン剤で傷んだ毛が、大量に抜けて、その後に、白い毛が、生えてきました(写真、治療6ヵ月後)。その後、主に白い毛が生えてきましたが、徐々に黒くなり、治療1年8ヵ月後には、大部分の毛が、黒くなり、また、黒い産毛も増えてきました(写真)。頭皮の状態が良くないと、はじめは、白い産毛が生えてきて、次に黒い産毛が生え、そして、白い産毛が伸びて、黒くなってきます。この患者様も、初夏に発症しています。5/22のお知らせでお伝えしたように、気候が不安定なこの季節、サプリメントとセファランチンの飲み忘れがないように、また、規則正しい生活で、自律神経のリズムを乱さないようにしましょう。