2020-05-18
甲信越地方在住の6歳女性患者様は、そのお母様に、円形脱毛症の既往あり、来院される2年前に、脱毛薬アレロックやケトチフェンを服用して、円形脱毛症を発症しました。その後、悪化し、結局、全身の毛が抜ける、汎発性脱毛にまで、進展しました。来院時、毛の残骸である屍毛も多く、カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンで、IGF-1 を増やす治療を開始すると、カプサイシンが、規定量の6錠・日飲めない間は、毛の生え変わりと白い産毛が、生えてくるだけでしたが、治療8ヵ月目から、頑張って、カプサイシンを6錠・日飲んでもらうと、黒い産毛が生えてきました。遠隔診療による、治療1年目では、頭部の黒い産毛も増えて(写真)、写真では、写らない産毛も増えてきたそうです。そして、抜けてしまった、体の産毛も、はっきりと生えてきて、お母様が、このように、言われました。カプサイシンが、IGF-1 を増やす治療の基本となりますので、1日6錠を服用しないと、十分な改善は得られない場合が多いのです。お伝えしたように、初夏は、自律神経のリズムが乱れる、抜け毛の季節です。サプリメントとセファランチンの飲み忘れがないように、ご注意下さい。汎発性脱毛が、目に見えて改善されて、お母様も嬉しそうに、現状を伝えてこられました。