2020-05-01
これは、多発型円形脱毛症の治療で、来院された20代女性患者様の声です。ご家族にも、円形脱毛症の方が、おられて、実は、この方も、ご本人も、7年前に、当クリニックで治療を受けていました。しかし、治療を、突然中止し、悪化しました。もう一人のご家族の方も、当クリニックで、治療されていて、著明に改善していましたが、治療中断で、全身の脱毛をきたしたようです。どうも、知り合いの”お医者様”から、セファランチンを大量に使うことを注意されたのが、治療中断の理由のようです。しかし、どこへ行っても治らないので、この女性患者様は、当クリニックに来院され、カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンで、IGF-1 を増やす治療を再開されました。その結果、治療26日目で、全体に、産毛が増えていることが確認されました(写真、後頭部)。その時に、このように言われました。7年前に、”お医者様”の忠告を無視して、治療を続けられていれば、ご家族の方も含めて、今頃は、完治していたはずです。セファランチンは、約90年前に見つかった生薬です。乳幼児から安全に使用できる薬で、保険収載用量が、効果を出すには、少なすぎるのです。その”お医者様”も、もっとセファランチンのことを調べていればよかったのに、忠告が、仇になってしまいました。このような事例は、時に経験されます。後悔されている方たちも多いでしょう。