2020-04-22
40代の男性患者様は、仕事上のストレスに加えて、花粉症があり、耳鼻科で、脱毛する抗アレルギー剤(デザレックス、サクコルチン、パタノール点眼液)を処方され、円形脱毛症を発症しました。さらに、耳鼻科で、なぜか逆流性食道炎疑いで、脱毛する胃薬であるネキシウム、さらに、脱毛する抗アレルギー剤である、セレスタミン、エバスチン、モンテルカストをも処方され、悪化の一途をたどりました。当クリニックに来院され、カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンで、IGF-1 を増やす治療を開始すると、多くの脱毛薬で傷んだ毛が、大量に生え変わる、毛の生え変わりを経て(写真、治療6ヵ月後)、治療1年8ヵ月後に、やっと明らかな改善が見られました。アレルギー科の医師は、抗アレルギー薬の怖さを知らないようです。また、症状だけから、逆流性食道炎を疑い、超強力な胃酸分泌抑制剤であるネキシウム(これも、脱毛以外にも多くの副作用あり)を、簡単に処方するのも、怖いです。知らないこととはいいながら、薬のメリットとデメリットを知らないで、飲まされる患者さんが、一番大変です。