2020-04-13
10代の男性患者様は、友人関係のストレスで、円形脱毛症を発症しました。ご家族にも、円形脱毛症の既往がある方がいました。皮膚科を受診すると、脱毛する抗ヒスタミン剤であるタリオンのジェネリックであるべポタスチンを処方され、一気に悪化しました。さらに、追い打ちをかけるように、眼科で、強烈な脱毛作用を有するオロパタジンを含むパタノール点眼液も処方され、急速に悪化しました。困り果てて、当クリニックを探して来院されました。受診時、重症な円形脱毛症の一つである、蛇行性脱毛の状態でした。カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンで、IGF-1 を増やす治療を開始すると、傷んだ毛が抜けて、新しい毛に生え変わる、毛の生え変わりが起こってきました。眉毛も、抜けており、なかなか生えてきませんでした。切れ毛も、長く消失せず、重症の状態でした。カンナビジオールの併用を、お勧めすると、早速、飲用され、飲用1ヵ月後には、これまでに、増えなかった、左の眉毛が、明らかに、増えて、伸びてきました(写真)。頭髪と共に、眉毛は、外見上重要です。カンナビジオール併用1ヵ月で、明らかな効果がでてきたので、お母様もお喜びでした。