2020-03-13
カンナビジオール(CBD)は、大麻の茎に含まれる脂質で、カプサイシと同じく、知覚神経を刺激して、IGF-1 を増やします。20代女性の汎発性脱毛の患者様は、3歳で、円形脱毛症を発症しました。名古屋市内の公立大学医学部皮膚科、テレビCMで有名な育毛サロンへ5年間通いましたが、効果はありませんでした。当クリニックに来院され、カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンで、IGF-1 を増やす治療を開始し、産毛が生えてくると、抜けることを繰り返していました。改善したときに、痛み止めを服用し、また、脱毛するなどを繰り返して、5年以上、効果が見られませんでした。そこで、CBDを併用すると、その6ヵ月後には、明らかに、産毛が増えてきました(写真)。治療抵抗性の汎発性脱毛には、ブースターとして、CBDが適しています。CBDの育毛効果は、世界中で、まだ、どこからも報告がなかったので、当クリニックから、特許を出願しました。CBDは、難治性脱毛症の新たな救世主となるでしょう。