2020-02-29
40代の男性型脱毛症を治療中の男性患者様は、カプサイシンなどのサプリメントとアボルブ(脱毛ホルモンができるのを抑える薬)で、IGF-1 を増やす治療を受けて、頭頂部の薄毛が改善し、良い状態を保っていました。さらに、改善を望まれていたので、まず、市販のシャンプーの使用を中止してもらい、お湯だけで、頭を洗う、お湯シャンにしてもらいました。毛のはりや腰が良くなり、改善しましたが、さらに、酢をお湯に少量入れてもらって、お湯シャンの後に頭皮を洗ってもらう、酢シャンを加えてもらいました。その2ヵ月後、ご自身でも、頭頂部の地肌が隠れてきたことを自覚されていましたが、頭部写真でも、酢シャンを加える2ヵ月前と比べて、酢シャン2ヵ月後では、頭頂部の地肌が隠れてきたことが確認されました(写真)。市販のシャンプーで、頭皮を洗うのは、食器洗い洗剤で、頭を洗うことと同じです。食器洗い洗剤を素手で使うと、手が荒れますが、おなじく、シャンプーの使用で、頭皮が荒れるのです。そして、髪の毛の質がわるくなり、抜け毛も増えます。市販のシャンプーは、皮脂を取りますが、皮脂は、分解されると、知覚神経を刺激して、IGF-1 を増やします。シャンプーをしていて、2,3日しないと、頭皮がかゆくなるのは、このためです。しかし、この刺激で、毛が生えてきます。42℃の熱めのお湯で、頭を洗い、その後に、酢シャンをして下さい。酢の臭いは、ヘアードライヤーで、髪を乾かすときに、飛んでしまいます。