2020-02-19
30代の女性患者様は、頭痛や生理痛があり、市販の鎮痛剤を常用して、円形脱毛症を発症しました。東京都内の私立J大学病院皮膚科の脱毛症外来で、ステロイドの頭皮への注射に加えて、脱毛するタリオンを飲まされて、1年3ヵ月間治療されましたが、悪化しました。鍼灸治療などをしましたが、治らず、悪化しました。困り果てて、当クリニックを探されて、来院されました。頭頂部の左側に、隠しきれない、大きな脱毛斑がありました(写真、治療前)。カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンで、IGF-1 を増やす治療で、その内部に、産毛が生え始め、治療9ヵ月で、セファランチンを減量しても、再発せず、ほぼ完治しました(写真)。また、皮膚科治療で、脱毛する抗ヒスタミン剤のタリオン投与です。脱毛症治療では、なぜか有名な私立大学医学部附属病院の脱毛症外来を受診されたのですが、これでは、脱毛症外来ではなく、”脱毛外来”のそしりを免れませんね。