2020-02-12
静岡県在住の30代の男性患者様は、13歳で、脱毛する成分である抗ヒスタミン剤を含むアイボンを使用していて、円形脱毛症を発症しました。以降、近所の皮膚科、そして、円形脱毛症治療の専門医がいるという地元の某国立医大皮膚科で治療しましたが、一向に治らず、当クリニックに来院されました。脱毛する成分入りの外用剤も使用していました。カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンで、IGF-1 を増やす治療を開始すると、それまで使用していた脱毛する外用薬で傷んだ毛が、大量に抜けて、新しい毛に生え変わる、毛の生え変わりを経て、治療11ヵ月で、明らかな改善が見られました(写真)。20年以上も、治らなかった円形脱毛症も、やっと治癒のめどが立ってきました。この脱毛する抗ヒスタミン剤(ジフェンヒドラミン)を含む外用剤は、痔疾治療薬のオシリアです。脱毛する薬のリストに加えておいて下さい。薬害脱毛で、円形脱毛症を発症する方や、再発、さらに悪化する方は、まだまだ、多数いるでしょう。知覚神経を刺激すれば、IGF-1 が増えるという事実を知らなければ、これらの脱毛成分が、なぜ脱毛させるのかが理解できないでしょう。知覚神経の働きを阻害する、痛み止めや、これからの花粉症の季節に使用するかゆみ止めの使用は、脱毛を引き起こします。