2020-01-27

治療５４日後に、毛の生え変わりを経て、産毛が生えてきました！

東京都在住の40代の女性患者様は、そのお母様に、円形脱毛症の既往があり、ご自身は、ロキソニンなどの痛み止めの常用に加えて、最強の脱毛薬であるアレロックを服用して、円形脱毛症を発症しました。近所の皮膚科で治らず、脱毛症治療専門とする皮膚科でも、ステロイドを投与されましたが、治りませんでした。困り果てて、当クリニックを受診され、カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンで、IGF-1 を増やす治療を開始すると、治療５４日後には、最も大きな頭頂部の脱毛部分の内部の、毛根が死んだ毛と断毛が、消失し、短い産毛が多数生えてきました（写真）。ご自身も、産毛が生えてきたことを気づかれていました。ステロイドは、当クリニック受診時から、すぐに減量中止しました。円形脱毛症に対して、効果がなく、副作用のあるステロイドの投与、本当に、やめてほしいものです。

ステロイドは、急場しのぎには、使用する意味がありますが、根治的な治療薬ではありません。

IGF-1 を増やす治療では、傷んだ毛が、新しい毛に生え変わる、毛の生え変わりが、大体、治療１～２ヵ月で、起こってくることがあります。治療を開始して、抜け毛が増えることがあるのは、このためです。治療効果の一つですので、気にする必要はありません。