2020-01-10
関東地方在住の30代女性患者様は、橋本病の既往があり、ザイザルを服用して、脱毛を起こしました。断毛などは、見られず、円形脱毛症かどうかは不明でした。皮膚科で、塗り薬を出されましたが、治らず、当クリニックを受診されました。そして、カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンで、IGF-1 を増やす治療を開始すると、徐々に、毛が太くなり、改善してきました。この患者様は、遺伝性の色素異常症で、治療方法のない網状肢端色素沈着症をも併発していました。IGF-1 を増やす治療を開始すると、両側の前腕と首の色素沈着が、明らかに改善してきました(前腕の写真)。なぜ、IGF-1 を増やすと色素沈着が改善するのかは不明ですが、おそらく、色素沈着した細胞が、新しい細胞と置き換わり、改善してきたものと考えられます。IGF-1 は、細胞の再生作用があり、そのための効果でしょう。脱毛症以外の難病にも治療効果を持つIGF-1 を増やせば、これまで治らなっかた病気も改善してくるでしょう。