2019-12-24
九州地方在住で、遠隔診療で治療中だった10代女性の円形脱毛症の患者様で、治癒後、セファランチンとカプサイシンなどのサプリメントを、減量中止しても、再発が見られなかったので、完治と判断しました。ミドリンMという、仮性近視を治療する点眼薬で、円形脱毛症を発症し、シングレアなどの脱毛薬で、悪化し、困られて当クリニックに来院されました。右後頭部、左側頭部、前額部に大きな脱毛斑があり、多発型の円形脱毛症の状態でした(写真、治療前)。カプサイシンなどのサプリメントとセファランチン大量で、IGF-1 を増やす治療を開始すると、順調に改善しました。セファランチンを漸減し、その後に、サプリメントを半減して、再発が起こらないことを確認して、治療2年2ヵ月後に、完治としました(写真)。治癒と思っても、自己判断で薬を減量することは、やめましょう。これまで、多くの患者さんたちが、それで、再発し、また、治療期間が伸びています。今後は、ストレスは避けられないものの、脱毛する薬だけは、使用しないようにすれば、再発せずに、維持できるでしょう。