2019-12-13
50代女性患者様は、痛み止めの入った湿布を貼って、円形脱毛症を再発しました。総合病院の皮膚科を受診すると、ステロイドのパルス治療に加えて、脱毛するフェキソフェナジンを処方され、悪化しました。たまらず、当クリニックを受診されました。受診時は、広い範囲に、大きな脱毛斑が多数ありました(写真、治療前)。カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンで、IGF-1 を増やす治療を開始すると、順調に産毛が生え始め、ちょうど、治療1年で、明らかな改善が見られました(写真)。他の脱毛部分も、ほぼ治癒しており、もう数か月の治療で、セファランチンを減量できそうです。これまでに、多くの患者さんが、改善してくると、サプリメントとセファランチンの飲み忘れが増えて、再発しています。完治してから、サプリメントとセファランチンの減量を始めるまで、自己判断での減量は、お控えください。