2019-11-23
40代の女性患者様は、20年前に、出産後に円形脱毛症を再発しました。その後、皮膚科治療でも、治らず、さらに、アトピー性皮膚炎もひどく、タリオンを服用し、円形脱毛症は、ますます悪化しました。困り果てて、当クリニックを受診され、カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンによる、IGF-1 を増やす治療を開始すると、傷んだ毛が抜ける、毛の生え変わりを経て、治療1年後に、前頭部に黒い産毛や白い産毛が生えてきました(写真)。そして、産毛が生えてきたことと同じくらいに喜ばれたのが、アトピー性皮膚炎の苦痛から解放されたことだったそうです。IGF-1 には、アレルギーも抑える作用があるので、当クリニックの治療を受ける前は、ステロイドの塗り薬で、塗って、少しは治まるが、また、悪化し、ステロイドを塗るという、ゴールの見えない治療を繰り返していました。もちろん、アレルギーは、ますますひどくなるので、ステロイド使用時の治療中は、体中がかゆくて、夜眠れなかったそうです。しかし、IGF-1 を増やす治療を開始してからは、それがなくなり、かゆみもほとんどなく、本当に楽になったと言われました。皮膚科のアトピー性皮膚炎の治療は、対症療法しかなく、ステロイド外用や、強力な免疫抑制剤(プロトピック)を使用するので、これらが皮膚から吸収されて、免疫力が落ちてしまう副作用もでます。このような、こわい治療で、根治しないでは、長く行う治療ではないでしょう。