2019-11-15
40代の女性患者様は、仕事上のストレスで、円形脱毛症を再発しました。名古屋市内の赤十字病院皮膚科で治療しても治らず、おまけに、耳鼻科からは、脱毛する抗ヒスタミン剤であるタリオンやエンペラシド配合錠を処方され、みるみる悪化しました。困りはてて、当クリニックに来院され、カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンで、IGF-1 を増やす治療を開始すると、毛の生え変わりもなく、順調に産毛が増えてきました。そして、治療10ヵ月目に、外来で、順調に良くなってますねとお伝えすると、嬉しそうにこのように答えられました。平熱も36.6℃以上あり、順調に治療に反応して、改善しています。低体温(36.6℃未満)では、治療効果が表れるのに、時間がかかります。体温を上げる運動や、食べ物、そして、寒くなる季節なので、体を冷やさないように、入浴時間も、汗がにじむくらいまで、やや長くとりましょう。