2019-11-05
愛知県外在住で、治療を受けられている6歳女性の患者様は、来院する2年前に、アレロックやケトチフェンなどの脱毛する薬を服用して、円形脱毛症を発症しました。お母様に円形脱毛症の既往があり、円形脱毛症の素因がある人が、脱毛薬を服用して発症したものと考えられます。しかも、アレロックは、最強の脱毛薬です。皮膚科治療も効果なく、最重症型の、全身の毛を失う、汎発性脱毛にまで悪化しました。当クリニックを探され、来院され、カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンで、IGF-1 を増やす治療を開始し、3ヵ月後には、白い産毛が生えてきました。チャガを併用し、カプサイシンを規定量近く飲んでもらうと、黒い産毛が生え始め(治療4ヵ月後、赤い円内)、治療6ヵ月目には、明らかに、前頭部に黒い産毛が増えてきました(写真、治療6ヵ月後、赤い円内)。皮膚科治療では、汎発性脱毛は、治りません。IGF-1 を増やす治療で改善しますが、治るまで、油断せずに、治療することが必要です。