2019-11-02
男性型脱毛症の50代の男性患者様は、カプサイシンなどのサプリメントとアボルブなどでIGF-1 を増やす治療を受けていました。男性型脱毛症は、心筋梗塞などの生活習慣病を発症するリスクも高く、このような意味では、高血圧や糖尿病などの生活習慣病と似た病態で、塩分の過剰摂取などで悪化します。この患者様も、ラーメンが大好きで、1ヵ月に10~12回、ラーメンを食べており、塩分の取りすぎが続いていました。そこで、1ヵ月間のみ、まったくラーメンを食べないようにして頂くと、頭頂部の地肌の見える範囲が減って、さらに、その部分の毛が太くなってきました(写真)。塩分の過剰摂取は、知覚神経の機能を落とし、IGF-1 を減らします。ラーメン1杯で、1日分の塩分を摂取してしまいます。できるだけ、減塩に心がけてください。