2019-11-01
20代の男性患者様は、お父様に円形脱毛症の既往がありました。就活の時期に、頭皮がかゆくなり、チャップアップという脱毛するかゆみ止め成分(ジフェンヒドラミン)入りの育毛剤(ん!?)を使用し、円形脱毛症を発症しました。皮膚科を受診すると、さらに追い打ちをかけるように、脱毛するかゆみ止めであるタリオンを処方され、ご本人の言葉を借りると、左耳の前が、ザラザラから、ツルツルになったというほど、脱毛しました(写真、治療前)。困り果てて、名古屋Kクリニックを探して受診され、カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンによる、IGF-1 を増やす治療を開始すると、徐々に産毛が増えてきました。しかし、皮膚科治療で悪化したので、医療不信になっており、この部分が、目立たないようにタトゥーを入れたいと言われました。IGF-1 を増やす治療で治るので、費用も無駄になるし、一生消えないので、やめてもらうようにお話しました。治療を進めていくと、治療10ヵ月目には、脱毛部分の周辺と内部にも、産毛が明らかに増え、悪化する前の、ザラザラの状態よりも改善し、毛が生えていることが実感されるようになり、安心されていました。皮膚科治療では、円形脱毛症を、さらにツルツルにしてしまうようで、驚かれたでしょう。。