2019-10-16
40代の女性患者様は、仕事のストレスと花粉症の症状改善のために飲んでいた、タリオンなどの脱毛させる抗アレルギー剤のために、円形脱毛症を再発しました。皮膚科治療で、全く治らず、悪化して、蛇行性脱毛にまで進展しました。治療前は、毛の残骸である、断毛や屍毛が、多数ありましたが、カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンで、IGF-1 を増やす治療を開始すると、これらの毛の残骸が除去され、状態の良いところから、産毛が生えてきました。毎月、外来で見るたびに、改善しており、皮膚科治療が無効だっただけに、生えてくる毛を見て、”ちゃんと、生えてくるんですね”と驚いていました。そして、治療9ヵ月後には、明らかな改善が確認され(写真)、ほっとされていました。抗アレルギー剤(かゆみ止め)や痛み止めは、症状だけは、改善するが、その症状の原因である病気は悪くする薬です。病気の治療薬のような顔をしていますが、実態は、副作用の多い薬です。医師も、このことを認識していないことが多く、患者さん自身で、注意しましょう。薬が脱毛させるかどうかが、不明な場合は、当クリニックまで、お問い合わせ下さい。使用する前にです。