2019-10-05
4歳の女性患者様は、保育園に入園される前の数か月間、アレルギーの治療のために、大量の脱毛する抗ヒスタミン剤を投与され、環境の変化とともに、円形脱毛症を発症しました。皮膚科治療が、全く無効で、困り果てて、当クリニックを受診され、タキシフォリンと大量のセファランチンで、IGF-1 を増やす治療を開始しました。いったん、傷んだ毛が抜けて、新しい産毛に生え変わり、治療1年後に、順調に改善しました(写真)。そして、生えてきた毛が、さらに太く、つやが出てきて、治療1年9ヵ月後には、ほぼ抜ける前の状態に戻ってきました(写真)。この時に、患者様のお母様が、安心されて、このように言われました。家族歴もなく、大量の抗ヒスタミン剤が脱毛の原因だったので、カプサイシンを使用しなくても(治療開始時2歳で、カプサイシンを飲めない)、タキシフォリンとセファランチンの150mgで改善したと考えられます。小さなお子様、特に女のお子様の重症円形脱毛症、はやく治ってよかったですね。