2019-10-02
30代の女性患者様は、18年間も、薄毛で悩んでいました。新聞広告などで、見かける育毛剤は、ほとんど全部効果はありません。中には、かゆみ止めが入っていて、脱毛するものもあります(イクオスなど)。前頭部と両側頭部では、確かに、地肌が透けて見えており、女性型脱毛症でした。街中の育毛クリニックは、このような薄毛に対して、びまん性脱毛などと、勝手に病名を付けますが、これは、見たままを言っているだけで、考えて付ける病名では、ありません。カプサイシン、イソフラボン、タキシフォリンなどのサプリメントとチャガで、IGF-1 を増やす治療を開始すると、14日後には、毛が太くなり、地肌が隠れてきました(写真)。この時、この患者様も、髪の毛のこしが良くなってきたことを、自覚されていました。円形脱毛症もそうですが、女性型脱毛症も、安全で効果のある治療法はありません。せいぜい副作用いっぱいのミノキシジルか、皮膚科のセンセイの”年だからあきらめなさい”のお小言が、現状です。