2019-09-30
愛知県外在住で、遠隔診療で治療されている10代の男性患者様は、激しい部活の練習とお父様に円形脱毛症の既往があることで、円形脱毛症を発症しました。皮膚科を受診して、ステロイド内服、ステロイドパルスとステロイド漬けにされたあげく、治療効果が出ないばかりか、脱毛するエバスチンという抗ヒスタミン剤を投与され、全身の毛が抜ける、汎発性脱毛になってしまいました。困り果てて、当クリニックに来院され、カプサイシンなどのサプリメントとセファランチン大量で、IGF-1 を増やす治療を開始すると、後頭部の状態の良いところから、産毛が生え始め(写真、治療8ヵ月後、赤い円内)、そこから、産毛の生えている範囲が広がっていき、治療11ヵ月目では、短髪にしているものの、広い範囲で毛が生えてきていることが確認されました(写真)。このように、頭皮の状態の良いところから、順次、改善してきます。現在、皮膚科治療を受けている円形脱毛症の方が、このお知らせを見ているならば、治療内容を、早急にチエックして下さい。まさか、抗ヒスタミン剤は、服用していないでしょうね?