2019-08-31
名古屋Kクリニックでは、最も重要なカプサイシンなどのサプリメントに加えて、セファランチンを150mg・日使用します。患者さんの中には、セファランチンのことを、良く知らない、知り合いのお医者さん(保険診療では、1日3mg使うことしか知らない)から、そんな大量飲むと、体に良くないなどと、何の医学的な根拠のない、余計なお世話の助言を受けて、心配される方がいます。しかし、セファランチンは、これまでの、いろいろな臨床研究で、1日150mg使用されて、副作用なく、効果があったことが報告されています。また、セファランチンは、カプサイシンなどのサプリメントとともに、1日に150mg飲まないと、安定した治療効果を得られません。20代の男性患者様は、うなじの部分に、円形脱毛症を発症して、カプサイシンなどとともに、1日80mgのセファランチンで、IGF-1 を増やす治療を開始して、治療2ヵ月目までは、順調に改善していました(写真)。しかし、その後、ストレスがあり、治療3ヵ月目に、再発しました(写真)。すぐに、セファランチンを150mg・日まで増やして飲んでもらうと、再発の時に、傷んだ毛が、新しい毛に生え変わる、毛の生え変わりを経て、治療10ヵ月以降は、著明な改善を示しました(写真)。現在は、皆様に、最初の1ヵ月のみ、セファランチンを80mg・日服用してもらい、2ヵ月目からは、安定した効果を得るために、150mg・日服用して頂いております。これで、ほとんどの患者さんで、安定した治療効果が、得られます。しかし、最も大事なことは、カプサイシンとイソフラボンによる、知覚神経刺激です。カプサイシンを規定量飲んで、初めて、セファランチンの治療効果が発現します。