2019-07-31
北陸地方在住の10代男性患者様は、大学入学前に、花粉症があり、脱毛するアレグラ錠と腰痛に対して、これも脱毛させるロキソニンテープを使用して、円形脱毛症を発症しました。近所の皮膚科を受診すると、ここでも、脱毛するフェキソフェナジン(アレグラと成分は同じ)を処方され、もちろん、悪化し、総合病院の皮膚科で、ステロイドパルス治療を受けましたが、さらに悪化し、とうとう、ウイッグをつけなければならなくなりました。進学した学校が、名古屋市で、それもあって、当クリニックに来院されました。カプサイシンなどのサプリメントとセファランチン大量で、IGF-1 を増やす治療を開始すると、大量の脱毛する薬を服用していて、毛が傷んでいたために、毛の生え変わりが起こりましたが、治療2ヵ月目から、頭頂部に産毛が生えてきました(写真)。これまで、どんな皮膚科の治療でも、良くならず、むしろ悪化していたので、産毛を確認して、夏休みの帰省時にこのように言われました。一番、学生生活を楽しみたいときに、ウイッグをつけなければならなかったのは、残念でしたが、これから、改善に向かっていくでしょう。