2019-07-29
これは、愛知県外に在住で、遠隔診療で治療を受けられている、汎発性脱毛の10代男性患者様の声です。この患者様は、当クリニックに来院される2年4ヵ月前に円形脱毛症を初発しました。お父様に、円形脱毛症の既往があり、部活の練習の激しさがストレスとなり、円形脱毛症を発症しました。すぐに、皮膚科を受診し、ステロイドの内服とパルス治療を受けられましたが、結局、効果がありませんでした。効果がない治療を施す皮膚科医は、治療前に、どのように患者さんに説明しているのでしょうか?一応試してみる治療にしては、副作用が多すぎ、また、効果がないことが、ほぼわかっている皮膚科医にとっては、まさに、他人事なのでしょう。おまけに、ステロイド治療をしながら、脱毛する薬である、エバスチンを投与しており、もう、無茶苦茶です。とうとう、全身の毛が抜ける、汎発性脱毛にまで、悪化してしまいました。困り果てて、当クリニックに来院され、カプサイシンなどのサプリメントとセファランチン大量で、IGF-1 を増やす治療を開始すると、後頭部に、まず、産毛が生えて、チャガを併用すると、一気に、産毛が増え、治療9ヵ月後には、明らかに、改善してきました(写真)。皮膚科の治療で、脱毛するエバスチンを投与する意味が分かりません。エバスチンの添付文書には、頻度不明ながら、脱毛の副作用が記載されています。皮膚科医は、見ていません。怖いですね。