2019-07-23
20代の女性患者様は、名古屋Kクリニックを受診する6ヵ月前に、脱毛する成分を含むアイボンを使用しながら、転職して、円形脱毛症を再発しました。皮膚科治療は、受けずに、名古屋Kクリニックを探して受診されました。カプサイシンなどのサプリメントとセファランチン大量で、IGF-1 を増やす治療を開始すると、治療3ヵ月後までは、大きな変化は見られませんでしたが(写真)、治療4ヵ月目ころから改善しはじめ、これで安心して、自己判断で、治療を中止してしまいました。そして、その4ヵ月後、頭頂部の脱毛部分は、明らかな改善が続いていたものの(写真)、右側頭部に、新たに、円形脱毛症が再発しました(写真)。慌てて、当クリニックを再受診し、治療を再開しました。治療を中断せずに、続けていれば、円滑に改善していたと思われます。重症円形脱毛症は、既存の皮膚科治療では、治らない難治の病気です。治療効果がでていても、治癒を確認して、治療を中止する必要があります。自己判断での治療中止は、再発を招き、その後の治療に対する反応が、悪くなります。ご注意下さい。