2019-07-13
関東地方在住の4歳女性患者様は、名古屋Kクリニックを受診される1年前に、引っ越しを契機に、円形脱毛症を発症しました。円形脱毛症診療ガイドライン作成の中心になる医師がいる私立T医大病院皮膚科を受診したところ、そこの医師から、ドラッグストアで売っているリアップを使ったほうが良いといわれ、あきれて、次に、私立K大学医学部の皮膚科を受診しました。そこでは、ステロイドの塗り薬を処方されました。もちろん、何の効果もありません。困り果てて、当クリニックを受診して、カプサイシンなどのサプリメントとセファランチン大量で、IGF-1 を増やす治療を開始すると、治療1ヵ月で、治療前にあった、傷んだ毛が抜けて、新しい、元気の良い産毛が生えて来ました(写真)。最先端の円形脱毛症治療を受けようとして受診した病院で、そのへんのドラッグストアで売っている育毛剤を勧められると驚き、あきれます。これが、皮膚科における、円形脱毛症治療の現状です。