2019-07-08
大阪府在住の40代の女性患者様は、5年前に円形脱毛症を発症しました。腰痛で、毎日、市販の鎮痛剤を飲んでいたのが、原因と考えられます。兄弟の中に、自己免疫性の甲状腺炎の方がおられ、ご本人にも、自己免疫疾患の体質があると思われます。その後、皮膚科治療などを受けましたが、治らず、困り果てて、当クリニックを受診されました。カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンを用いて、IGF-1 を増やす治療を開始すると、治療1ヵ月で、後頭部に、もう、産毛が生えてきました(写真)。ご自分でも、他の部分で、産毛が生えてきたことを確認されていたようで、嬉しそうにしておられました。大阪市では、円形脱毛症を治療できる医療機関を探しきれず、困っておられたのでしょう。次回からは、遠隔診療で治療することになります。