2019-07-02
これは、40代の女性患者様の声です。お兄様に円形脱毛症の既往があり、皮膚のアレルギーに対して、脱毛する薬である、エピナスチンを服用し続け、当クリニック受診の9ヵ月前に、円形脱毛症を発症しました。円形脱毛症発症後も、この薬を、処方され続け、円形脱毛症は、ますます悪化し、大きな脱毛斑が、数ヵ所できてしまいました。皮膚科治療で、治らず、困り果てて、当クリニックを受診されました。カプサイシンなどのサプリメントとセファランチン大量を用いて、IGF-1 を増やす治療を開始すると、産毛が生え始め、治療6ヵ月後に、ほぼ生え揃ったので、セファランチンを減量しましたが、再発せず、逆に、さらに改善したため(写真)、治療7ヵ月後に、ほぼ治癒と判定しました。この患者様は、治療前の写真を見て、このように言われました。これは、重症の多発型円形脱毛症の治癒としては、きわめて早いほうです。さすがに、うれしそうでした。