2019-06-25
関東地方在住で、遠隔診療で治療中の40代女性患者様は、当クリニックに来院される2ヵ月前に円形脱毛症を発症しました。皮膚科を受診して、ステロイドの塗り薬を出されましたが、効果はありませんでした。皮膚のかゆみがあり、皮膚科から、脱毛するエバスチンというかゆみ止めを出されて、また、かゆみ止めが入ったアルシン40という目薬、そして、かゆみ止めの入った塗り薬も使用して、とうとう、すべての髪の毛を失う、全頭脱毛にまで悪化してしまいました。困り果てて、当クリニックを受診して、カプサイシンなどのサプリメントとセファランチン大量を用いて、IGF-1 を増やす治療を開始すると、産毛が生えてきて、順調に、改善しました。しかし、治療途中で、大きなストレスがあり、再発しました。セファランチンを150mgに増量し、対処すると、再び改善してきましたが、今度は、白い毛が、生えてきました。その後も、辛抱強く治療を続けられ、白い毛が増えて、伸びてくると、その後には、白い毛が黒くなってきました(写真)。もう少し、毛髪量が増えて、毛質がさらに良くなると、ウイッグもとれるでしょう。これだけ髪の毛が増えると、これまでと違って、夏は、頭がとても暑くなります。しかし、近いうちに、ウイッグもとれるでしょう。違った人生のスタートです。