2019-05-27
北陸地方在住の10代女性患者様は、気管支喘息の治療に使用されたアレジオンという、抗ヒスタミン剤で、円形脱毛症を再発しました。その後も、蕁麻疹の治療に出されたタリオンなどを服用して、円形脱毛症は、悪化し、重症の蛇行性脱毛にまで進展しました。地元の赤十字病院の皮膚科などで、治療を受けられましたが、一向に治らず、困り果てて、当クリニック受診されました。カプサイシンなどのサプリメントとセファランチン大量で、IGF-1 を増やす治療を開始すると、産毛が生えてきて、治療1年4ヵ月から、1年5ヵ月で、明らかな改善が見られました(写真)。お母様も、改善を確認され、喜ばれています。世界中で、抗ヒスタミン剤やロキソニンなどの痛み止めで、多くの円形脱毛症が起こっているでしょう。そして、治療法ない円形脱毛症が、悪化して悩まれている患者さんの数も、少なくはないでしょう。この患者様も、おばあさまに、円形脱毛症の既往があり、家族内に円形脱毛症の既往のある方は、脱毛する風邪薬は、飲まないようにしましょう。