2019-05-18
大阪府内在住の、9歳の男子患者様は、そのお母様に、円形脱毛症の既往がある、円形脱毛症の素因を持っていました。運動部のハードな合宿の後に、風邪気味となり、市販のパブロンを7日間服用して、円形脱毛症を発症しました。皮膚科で、6ヵ月治療するも効果なく、さらには、湿疹の治療に、脱毛するかゆみ止めである、ザイザルを処方され、円形脱毛症は、ますます悪化しました。困り果てて、当クリニックを受診し、カプサイシンなどのサプリメントとセファランチン大量で、IGF-1 を増やす治療を開始すると、副作用もなく、産毛が生えてきて、最も大きかった、後頭部右側の脱毛斑が、治療3ヵ月で、ほぼ治癒しました(写真)。状態の良いところから、順次治ってきますが、完全に治癒しないうちに、安心して、サプリメントやセファランチンの飲み忘れが多くなると、1、2ヵ月で再発します。再発すると、治療前よりも、悪化することがあるので、治るまで、規定量の服用を続けて下さい。これまで、このような飲み忘れで、多くの患者様が、再発し、皆様、大後悔しています。