2019-04-26
10代の男性患者様は、お父様に円形脱毛症の既往があり、きびしい部活の練習で、円形脱毛症を発症しました(2,3ヵ所)。皮膚科治療で、ステロイドの内服により、毛は生えてきましたが、ステロイド中止で、脱毛(だから、ステロイドは、治療に使われない)。同時に、脱毛する薬であるエバスチンOD(日医工)という抗ヒスタミン剤を、円形脱毛症の治療目的で投与され、ステロイドパルス治療も行われましたが、もちろん、無効でした。結局、皮膚科の治療で、全身の毛が抜ける、汎発性脱毛にまで悪化しました(写真、治療前)。困り果てて、名古屋Kクリニックを受診されました。カプサイシンなどのサプリメントとセファランチンの大量療法で、IGF-1を増やす治療を開始すると、頭頂部で、毛穴が開いてきて、産毛が生え始め(写真、治療4ヵ月)、さらに、産毛が伸びてきました(写真、治療5ヵ月)。頭皮全体には、白い産毛も、ひろい範囲で生えてきました。円形脱毛症を悪化させる、皮膚科治療、まだ、皮膚科のお医者さんは、このことに、気づいていません。こわいですね!