2019-04-12
円形脱毛症は、自己免疫疾患で、その体質を持った人が、大きなストレスや薬剤(痛み止めや抗アレルギー薬)の服用で発症、または、悪化します。50代の女性は、猫を飼い始め、そのために、強度の睡眠不足になり、頭痛が起きて、バファリンを服用しはじめ、円形脱毛症を発症しました。皮膚科を受診し、いろいろな治療を受けられましたが、悪化する一方で、名古屋Kクリニックを受診されました。カプサイシンなどのサプリメントとセファランチン大量で、IGF-1 を増やす治療を開始すると、治療4か月目で、後頭部の大きな円形脱毛症が改善してきました(写真)。いろいろなストレスで円形脱毛症が起こりますが、猫を飼っての睡眠不足は、初めてです。よほど夜行性が強い猫だったのでしょう。もちろん、痛み止めも関与しています。逆に、円形脱毛症の患者さんでは、睡眠を十分とり、痛み止めやかゆみ止めは、絶対に飲まないようにしましょう。安全な痛み止めやかゆみ止めは、当クリニックで作成した脱毛薬のリストに載せてありますので、それを服用して下さい。