2019-03-12
県外から通院されている、40代女性患者様は、円形脱毛症の既往がありました。皮膚科で、アトピー性皮膚炎の治療に、継続的に、いろいろな抗ヒスタミン剤を投与され、円形脱毛症が再発しました。皮膚科治療が無効で、当クリニックを受診されました。抗ヒスタミン剤の服用を止めてもらい、カプサイシンなどのサプリメントとセファランチン大量で、IGF-1を増やす治療を開始すると、抗ヒスタミン剤で、傷んだ毛が、大量に生え変わりましたが、治療5ヵ月目で、明らかに改善してきました(写真)。そして、長年、改善しなかったアトピー性皮膚炎も改善してきました。アトピー性皮膚炎の治療を止めると、アトピー性皮膚炎が治る、このことは、現代の薬物療法の特徴を象徴しています。薬は、症状だけをとるが、その原因である病気を悪くしていることが、いかに多く、また、それに気づかないお医者さんや患者さんの多いことは、憂うべき現実です。