2019-03-04
関東地方在住の30代女性患者様は、名古屋Kクリニックに来院する、1年半前に円形脱毛症を初発しました。耳鼻科で、もらったエピナスチンという薬が原因と考えられます。その後、近くの皮膚科を受診しても治らず、総合病院を紹介され、そこの皮膚科で、円形脱毛症の治療に、脱毛する薬である、フェキソフェナジンを長期間投与され(?!)、とうとう全頭脱毛にまで悪化しました(写真)。困り果てて、当クリニックに来院され、カプサイシン、イソフラボン、タキシフォリン、そして大量のセファランチン(150mg・日)で、IGF-1を増やす治療を開始すると、フェキソフェナジンで、傷んだ毛が抜けて、新しい毛に生え変わり、治療13ヵ月目には、明らかに改善しました(写真)。最近来院される患者さんの中には、名古屋KクリニックのHPを見て、現在、皮膚科で処方されている脱毛する薬の危険性に気づき、すぐに服用を中止する方が増えています。もし、このような薬を服用している脱毛症の患者さんがいたら、すぐに、服用を中止して下さい。