2019-03-01
3歳女児の患者様は、3か月間、抗ヒスタミン剤投与を継続的に受け、円形脱毛症を発症しました。皮膚科治療で治らず、当クリニックを受診されました。タキシフォリンと大量のセファランチン(150mg・日)で、IGF-1を増やす治療を開始すると、傷んだ毛が、新しい毛に生え変わる時期を経て(治療開始時、写真)、治療14ヵ月目で、著明に改善しました(写真)。頭も小さくなり、頭皮のむくみが改善されていることわかります。抗ヒスタミン剤やアセトアミノフェン以外の解熱鎮痛剤で、円形脱毛症の素因をもっている人では、円形脱毛症が起きますが、近所のお医者さんは、全く、この事実を知りません。よく患者さんのお母さんが、近所の耳鼻科や小児科のお医者さんに、当クリニックでお渡しした、脱毛する薬のリストを見せると、そんなことはないと、怒り出すそうです。もう、病院に行くのは、いやだというお母さんもいます。マニュアル通りにしか、薬を処方しない、大部分のお医者さんには、この薬の副作用の理解は難しいので、なんといわれても、聞き流しましょう。薬で、取返しのつかない脱毛が起こると大変です。そして、理解のある、良いお医者さん探して、受診してください。