2019-02-04
九州地方在住の、20代の女性患者様は、3年前から、薄毛が気になって、治療のために、当クリニックに来院されました。頭頂部で、地肌が目立ており、前髪も細くなっていました。カプサイシン、イソフラボンを含むサプリメント、そしてシベリアカラマツの抽出物質であるタキシフォリンなどのサプリメントの内服、さらにカプサイシンを含むジェルの塗布で、頭皮のIGF-Iを増やす治療を、遠隔診療で行うと、徐々に毛が太くなり、治療4ヵ月目では、頭皮の地肌が目立たなくなりました(写真)。また、前髪も太くなってきました。女性型脱毛症は、更年期近くの女性に多いのですが、最近は、20代の女性でも見られるようになりました。生活習慣の変化やストレスで、卵巣の働きが、悪くなるため考えられます。IGF-Iを増やせば、このような状態の髪の毛の変化以外にも、体調も良くなります。長年、妊娠しなかった女性が、この治療で、妊娠することも多くなります。不妊治療としても、紹介したいくらいです。