2019-01-09
多くの抗ヒスタミン剤は、内服、外用、点眼、および点鼻で脱毛します。昨年の当クリニック院長の著書、”薬害脱毛”(現代書林)に、脱毛する薬の一覧を示しています。その中でも、ビラノアは、比較的、最近(2016年11月)に、発売された抗ヒスタミン剤です。先日、ある患者様から、ビラノアは、飲んでも大丈夫かというお問合せを頂きました。古くても、新しくても、抗ヒスタミン剤は、内服すると脱毛します。写真は、円形脱毛症を治療中の30代の女性患者様の頭部です。IGF-Iを増やす治療で、順調に改善していましたが、アレルギー性鼻炎で、1回1錠のみのビラノア服用で、その7日後には、もう脱毛が見られました(写真)。カプサイシンなどで、知覚神経を刺激すれば、最速5日後には、毛が太くなるなどの改善が見られますが、逆に、痛み止めや抗ヒスタミン剤で、知覚神経の働きを止めれば、7日後には、毛が抜けることになります。脱毛する薬について、ご不明な点があれば、当クリニックまで、使用する前に、お問い合わせください。