2018-12-27
愛知県外から、来院された20代の男性患者様は、来院される1年4ヵ月前から、頭皮の痒みと抜け毛があり、市販の外用育毛剤であるチャップアップを使用し始めました。そして、その翌年の4月から5月に就活で多忙となりましたが、チャップアップを使い続けていました。そして、その年の8月に円形脱毛症を発症しました。この育毛剤には、脱毛させる成分であるジフェンヒドラミンが入っています。円形脱毛症治療で、近所の皮膚科に通院すると、そこでは、脱毛する薬タリオンを処方され、治るどころか、1カ所あった円形脱毛症が広がっていき、さらに新たな円形脱毛症が出来ました(写真)。この患者様は、売上No.1と謳っている、脱毛成分入りの育毛剤で円形脱毛症を発症し、困って受診した、皮膚科でまた、脱毛薬が処方され、悪化し、まさに、踏んだり蹴ったりの目に合われました。円形脱毛症の発症と悪化の理由をお話しすると、唖然とされていました。市販の育毛剤も皮膚科の円形脱毛症治療も信じられません。治療中の患者様の薬についての、ご質問は、使用する前に、当クリニックにお尋ね下さい。